パワーブルース

ニューオリンズ (NEW ORLEANS)

ニューオリンズ (NEW ORLEANS)のR&B

独特のリズム感覚を持つニューオリンズのサウンドは、いろんな時代に様々な影響を与えてきました。R&Bからロックンロールへの流れにも強い影響がありますし、ファンキーなソウル、ブルーズもニューオリンズ無しには語れません。

何をやっても独特の重量感があり、とてもエグイ土地柄です。この時代のキーマンは、やはり『デイブ・バーソロミュー』と『ファッツ・ドミノ』でしょうか。

デイブ・バーソロミュー

他、オムニバス盤

このアルバムはありそうもないですね。代表してデイブ・バーソロミューのアルバムです。
The Chronological Dave Bartholomew:...

NEW ORLEANS BOUNCE VOL1

49年から61年までの録音ですが、『テキサス』で取り上げた『ピー・ウィー・クレイトン』のバックをつけた『デイブ・バーソロミュー』の50年頃も聴かれます。ウエストコーストのバンドと較べると、粘着的で泥臭く面白いものがあります。また、56年頃の『デイブ・バーソロミュー』がバックをつけた、『ロイ・ブラウン』の曲も聴かれます。50年代半ば頃になるとロックンロールになっているのがわかります。

スマイリー・ルイス

これに近いのがありました。
The Best of Smiley Lewis: I Hear You Knocking

I HEAR YOU KNOCKING
SMILEY LEWIS

40年代から活動していて、52年の"THE BELLS ARE RINGING"のヒットが入っています。

やはり、『デイブ・バーソロミュー』がプロデュースからやっていて、ファッツ・ドミノも参加したりしています。ニューオリンズR&Bを代表するシンガーです。

プロフェッサー・ロングヘアー

この2枚が良いような感じです。
Mardi Gras in Baton Rouge

Crawfish Fiesta

NEW ORLEANS PIANO
PROFESSOR LONGHAIR

ニューオリンズの人で、ギャンブラーが本職のような生活らしいですが、ピアノを弾かせたら物凄いひとです。ノリが素晴しく良いです。ニューオーリンズ特有のカリプソ、ルンバ、サンバなどが混在したような彼のピアノは、ミュージシャンにも高く評価されています。

ファッツ・ドミノ

同じ時期のものです。やはり良い曲が多いです。代表曲のほとんどが入っています。

Fats Domino Jukebox: 20 Greatest Hits...

ROCK AND ROLLIN' WITH FATS DOMINO

ロックンロールのヒットメーカーで、15曲ものミリオン・セラー・シングルを出しています。しかし、私は50年代初期から半ば頃のデイヴ・バーソロミューと絡んでいる時期が好きです。

すでに48年に"THE FAT MAN"のヒットがあり、56年の"blueberry Hill"あたりや、"Blue Monday"の頃が良いです。いずれにしても、知名度からいっても後のロックピアニストに与えた影響は大きい人です。

シャーリー&リー

同じ時期のものです。やはり良い曲が多いです。代表曲のほとんどが入っています。

The Legendary Masters Series, Vol. 1  

LET THE GOOD TIMES ROLL!
SHIRLEY & LEE

これは気持ち良いR&Bです。52年に"I'M GONE"がヒットした時、まだ『リー』が17才、『シャーリー』が15才と言うコンビです。

バックの演奏が、デイブ・バーソロミューお抱えの連中ですから言う事なしのサウンドです。メインの二人ですが、『シャーリー』の突き抜ける声は重厚なバックのサウンドに乗り、不思議なバランスが取れていて、『リー』の10代と思えないマイルドな声との絡みも良いです。

ロイド・プライス

同じ時期のものです。

Lloyd Price Sings His Big Ten  

LLOYD PRICE (SPECIALTY)

この人も52年の"LOWDY MISS CLAWDY"の大ヒットが17才でのもので、バックも同じく『バーソロミュー』と『ファッツ・ドミノ』のラインです。"SPECIALTY"時代が良いと思います。

ヒューイ・スミス

これがありました。
Having a Good Time

HAVING A GOOD TIME
HUEY "PIANO" SMITH

50年代ニューオーリンズを代表するピアニストで、プロフェッサー・ロングヘアー系であちり、そこからロックンロール色を強めた感じです。ドクター・ジョンアラン・トゥーサンなど後のニューオリンズ・ピアノにも影響を与えています。ドクター・ジョンなど『ヒューイ・スミス・メドレー』を後に録音しています。

ギター・スリム

ほぼ同じのアルバムがありました。
The Things That I Used to

Sufferin Mind  

THE THINGS I USED TO DO (SPECIALTY)
GUITAR SLIM

ピアノの人ばかり紹介していますが、ギターのヒーローもいます。EDDIE"GUITAR SLIM"JONESは50年代のニューオリンズのスターで、"THE THINGS I USED TO DO "は実に多くの人にカヴァーされました。

いつもピンクのスーツに赤い靴を履いていたらしいです。長いコードで動き回る事や長いストラップでギターを構えるという、後のロックギタリストがよくやるスタイルを50年代にやっていた人です。

大酒飲みだったらしく、59年に33才の若さで亡くなりました。聴く程に味が出る人です。

アール・キング

25曲と、倍以上収録されているのがありました。
Earl's Pearls

THOSE LONLY,LONLY NIGHT (ACE)
EARL KING

53年頃から活動していますが、55年に設立された"ACE"での録音です。『ヒューイ・スミス』がピアノを弾いています。(ギター・スリムのバンドでも弾いていたらしいです)

ジョニー・ギター・ワトソン』でも有名なタイトル曲はじめ、ほのぼのとした歌とギター・スリム風のギターが聴かれます。

彼は、売れる前はギター・スリムの名を語ってドサ廻りをやっていたらしいです。

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